桃皮を入れて漉いてみました。

 福島市に住んでいる友人から、果樹園で毎年大量に発生する桃木の剪定枝の皮を使い、和紙が出来ないかと連絡があり、村内にあった桃木の皮を煮て、桃和紙漉きに取り組みました。桃皮の繊維は弱いため、ビーターでコウゾを叩いた原料に桃皮を混ぜ、もう一度叩きましたが、長時間叩いても桃皮の繊維は細かくなりませんでした。

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漂白前の原料に桃皮を入れてビーターで叩きました。

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村内で採取した桃皮は年数を経ているためか皮が厚く、これ以上は細かくなりません。

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叩いた原料を漉くため容器に入れます。

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漉き方は他の和紙と全く同じです。

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漉き上がった桃の繊維が混ざった和紙です。

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水分を絞り張り板に貼ります。

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乾燥し和紙の出来上がりです。

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桃皮の繊維が残った和紙が出来ました。なかなか味があります。

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