鮫川和紙

コウゾ皮剥きです。

 今シーズン初めてコウゾの皮剥きを行いました。今年は12月に入っても気温が高く、コウゾの木にはまだ葉がついていました。水分が完全に下がっていないようで、例年より半月以上遅れての皮剥きです。今日は自分たちも含めて9名の仲間が集まり32束のコウゾ皮を剥きました。

小切り前のコウゾです。

75センチに切り揃え束にします。

束にして皮を剥くコウゾです。32束あります。

コウゾ束を大釜に縦に入れます。

火を焚いて1時間半ほどすると蒸気が上がってきます。

皮を剥きます。皆さん慣れているので手早く皮を剥きます。

小束にして軒先に干して乾燥させます。

全部干して今日の皮むき作業は完了です。

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葉入りの和紙を漉きました。

 紅葉し始めたモミジの葉を、紅葉前の緑色、黄葉した葉、紅葉した葉に別けて葉入りの和紙を漉いてみました。張り板で乾燥すると色がなくなるかなー?

乾燥しないうちは色がきれいに出ています。

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コウゾを叩いています。

 10月も中旬に入り朝夕の気温も1桁台になってきました。今和紙漉きに使う原料のコウゾを煮て、漂白を行いそれをビーター(打解機)で細かくし、今シーズン使う原料作り作業が毎日続いています。

ビーターで叩く漂白したコウゾです。

叩く前のコウゾは長いままです。

ビーターで30分程度叩きコウゾの繊維細かくします。

繊維が細かくなりました。

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和紙漉き準備を始めました。

 10月に入り朝晩の気温も下がってきたので、今シーズンの和紙漉き準備を始めました。和紙漉き作業は20工程以上ありますが、初めに行う作業は原料の準備です。乾燥保存しておいたコウゾを水槽で戻し煮る作業から始めます。

戻したコウゾを大釜に入れて約3時間煮熟(しゃじゅく)ます。煮熟とはコウゾを煮ることです。煮熟には水酸化ナトリウムを使います。

煮あがるとコウゾの量が2割程度減ります。この後煮あがったコウゾを水槽に入れ、数日間水をかけ流しにして汚れやゴミを流します。

コウゾを漂白するため温水を入れます。

漂白に使うさらし粉です。

漂白前のコウゾです。濃い茶色です。

さらし粉を入れた温水にコウゾを浸すと、たちまち白くなってきます。

全体的に漂白され白くなりました。この後水槽に入れ水をかけ流しにしてさらし粉成分を流します。

漂白したコウゾを水槽に入れ、水をかけ流しにします。

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漉き船作りです。

 12年間使い続けた漉き船老朽化したため、壊して新しい漉き船を作りましたが、水漏れを防ぐため漉き船内部にFRP(ガラス繊維強化プラスチックス)を接着剤で塗布し防止措置を行いました。FRPを接着剤で貼り付けますが、乾燥するまでは2日程度かかります。乾いたらもう一度接着剤を塗布して完成です。

FRPを塗布する前の漉き船です。

水抜きをする穴です。

直角の個所はFRPが行き届かないので塞ぎます。

きれいに塞がれました。

FRP(ガラス繊維強化プラスチックス)です。柔らかいのですが触るとチクチクします。

FRPを漉き船の寸法に合わせて切ります。

漉き船の中にFRP敷き形を整います。

接着剤を塗り貼り付けます。

きれいに仕上がりました。乾燥したらもう1度接着剤を塗って完成です。

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