簾の補修です。

 和紙を漉く道具で簾と桁がありますが、長年使用していると簾の方が痛んできます。簾がダメになると和紙を漉くことが出来なくなるので、毎年補修をしながら使っています。ただ、最近は痛みがひどく、新しい簾の購入を考えたりしていますが、簾を制作する職人さんは全国で数人しかいないとのことで購入もままなりません。また購入するにしても、障子紙大の簾は1枚数十万円と高価で経済的にも大変な負担になります。そんなことから、今年も時間をかけて地道に簾を補修しながら使っていきます。

簾を補修する道具です。針、絹糸、はさみなどです。

簾が痛んでくると、竹ひごを編んでいる糸が切れ始めます。

針と糸を使い、竹ひご1本1本を丁寧に編んでいきます。根気のいる作業で目も疲れます。

数日かけてようやく1枚補修が終わりましたが、うまく使えるかまだ分かりません。

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