行って来ました。

 今日、原発事故で大熊町から須賀川市に避難してる友人の案内で、3.11の津波と原発事故で今でも住民が帰還できない大熊町に入りました。友人の自宅は原発から3キロの区域にあったため、帰還困難区域に指定されています。国道288号線を大熊方面に向かい、田村市都路町の峠を越えると国道わきにスクーリング場があります。そこで一時立入車両通行証の交付を受けた後、その先3カ所のゲートで通行証や身分証明の確認を受け、帰還困難区域にある友人宅に到着しました。自宅は周辺の樹木も大きくなって屋敷も家も雑草が茂り荒れ放題でした。
 友人は原発事故が起きるまでは2.5ヘクタールの梨園を営んでいましたが、その梨畑も荒れ放題のひどい状況でした。世間の人は原発事故は補償があるからなどと言っていますが、そう思う人は是非、帰還困難区域に入り現地のひどさを見てください。自分の故郷があんな状況になったら、どのような補償があっても絶対嫌です。

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国道わきにあるスクーリング場です。ここで通行証を受けます。

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通行証と一緒に防護服が入った袋が渡されます。中には防護服の他に手袋、足袋、マスクなどが入っています。

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線量計も渡されます。裏には内閣府のラベルが貼ってありました。

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一時立入車両通行証です。これがないと帰還困難区域に入ることが出来ません。

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友人の家は海側にあるので国道6号線を横断します。そのための横断券です。

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大熊町役場です。立派な建物ですが無人の庁舎です。

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妻は防護服を着ました。私は合羽を着れば良いというので防護服は着用しませんでした。

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防護服を着た足元はご覧の通りです。

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友人宅の入り口です。

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立派な家でしたが廃屋なっています。

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梨畑も荒れ放題です。イノシシの遊び場になっています。

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汚染土の搬入が始まった中間処理場です。除染を実施しているので線量は1.9でした。

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海岸にある大熊町水産振興公社の建物です。津波で建物の外側だけ残りました。除染が済んでいないので線量は5.36高いです。

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津波で破壊された防潮堤です。除染が行われていないので復旧は何時になるか分かりません。

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海岸あった木々は津波の塩害で全部枯れていました。

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