2014年 10月

コウゾを叩きました。

 さらし粉の成分を流し終えたコウゾを、ビーター(打解機)を使い細かくなるまで叩きました。この作業を叩解(こうかい)と言います。和紙を始めた頃は樫の棒を使い手作業で行っていましたが、今はビーターがあるので助かります。

DSCN2718
DSCN2719

さらし粉の成分を流し終えたコウゾです。コウゾはまだ長いままです。

DSCN2716

ビーターによる叩解(こうかい)作業です。

DSCN2723

およそ30分程度叩解(こうかい)作業を行うとコウゾの繊維は細かくなります。

DSCN2725

水分を絞りネットに入れて保管します。

関連する記事

コウゾを漂白しました。

 18日に煮たコウゾを今日漂白しました。漂白するにはさらし粉(次亜塩素酸ナトリウム)を使います。

DSCN2704

漂白前のコウゾです。茶色です。

DSCN2713

漂白後は白くなります。

DSCN2701

漂白に使うさらし粉(次亜塩素酸ナトリウム)です。純度が99.9%で取り扱いに注意を要します。

DSCN2708

60度のお湯にさらし粉(次亜塩素酸ナトリウム)を入れ、その中にコウゾを浸します。次第にコウゾが漂白されます。

DSCN2710

コウゾは白くなりましたが、全体を漂白するには1時間程度かかります。

DSCN2714

漂白が終わったコウゾです。これから水槽に入れて、水をかけ流しにしてさらし粉の成分を流します。

関連する記事

コウゾ晒しです

 昨日、苛性ソーダーを使って煮たコウゾを晒しています。水をかけ流しにしてソーダーの成分やごみを流します。

DSCN2670

水で晒し始める時のコウゾです。苛性ソーダーの成分のため水は黒い状態です。

DSCN2696

何回も水を替えて晒すと水色もコウゾも変って来ます。

DSCN2697

コウゾを晒すのには大量の水が必要です。そのため沢水を引き込んでいます。

DSCN2693

大分きれいになりました。あと一日くらい晒すと漂白できます。

関連する記事

鮫川の紅葉です。④

 今日も素晴らしい秋晴れに恵まれたので、バイクで村内の紅葉の名所を訪れ写真を撮りました。紅葉にはまだ少し早いようですが、色づいているモミジもありました。

DSCN2677

石井草地区「さす石」紅葉です。葉先が紅葉していますがこれからのようです。

DSCN2688

DSCN2684

赤坂東野地区大房の「滝不動」です。ここは紅葉が進んでいます。

DSCN2690

景勝地「江竜田の滝(二見ケ滝)」です。標高が低いので紅葉はまだ始まったばかりです。

DSCN2673

寛ちゃんハウス入り口のモミジも色づいて来ました。

関連する記事

コウゾを煮ました。

 今日、今シーズン初めてのコウゾ煮を行いました。昨年は11月から行いましたが、今年は少し早めに始まりました。写真のピントが少しボケました。ごめんなさい。

DSCN2645

前日に水に入れておいたコウゾです。水分を吸収し柔らかくなっています。(コウゾ戻しといいます)

DSCN2647

コウゾを煮る薪です。

DSCN2649

二つの釜にコウゾを入れます。かなりの嵩があります。この時コウゾを煮るため苛性ソーダーを使います。

DSCN2655

かまどに火を入れて煮始めます。煮終えるまで約3時間かかります。

DSCN2667

煮上ったコウゾです。嵩が3割くらい減ります。この状態で一晩蒸らし、明日水槽に入れ水をかけ流しにしてソーダー分やごみを流します。

関連する記事